REIT向け 耐震AI「NAMAZU」とは何か
― 建物の耐震リスクを“定量化”し、投資判断に接続する ―
REITにとって、地震リスクは「ゼロにはできない」一方で、投資判断・開示・資本コストに直結します。
しかし現実には、建物ごとの耐震リスクを投資家に説明できる粒度で定量化するのは簡単ではありません。
耐震AI「NAMAZU(ナマズ)」は、建物の耐震性能・揺れの想定・立地条件などを統合し、
REITの保有・取得・入替判断に使える形で「耐震リスクの見える化」を支援するAIです。
なぜ、REITに「耐震リスクの定量化」が必要なのか
耐震性は「設計時の基準を満たしている」だけでは、投資家の不安が消えません。
REIT運用では、少なくとも以下が課題になります。
- 物件ごとに資料がバラバラで、比較できる指標に落ちにくい
- 耐震診断・補強の検討は時間がかかり、入替判断に間に合わない
- 「立地×地盤×構造×築年」の複合リスクを説明しにくい
- 災害時のBCP・稼働率・修繕コストへの影響を、投資判断に接続しづらい
つまり、耐震性能そのものだけでなく、投資・運用に効く形での評価軸が必要になります。
NAMAZUは何を評価しているのか
NAMAZUは、耐震性を「Yes/No」で語りません。
重要なのは、想定される揺れに対して、どの程度のリスクがあるかを、比較可能な形に落とすことです。
主に、以下の観点を統合して扱います。
- 建物条件(構造種別、階数、築年、用途など)
- 立地条件(地盤、周辺地形、エリア特性)
- 揺れの想定(地震動の前提、揺れやすさ)
- 運用影響(稼働停止リスク、修繕・補強の示唆)
これにより「耐震=安全かどうか」ではなく、REITとして説明・判断できる“リスクの形”に変換します。
REITの実務での使いどころ
NAMAZUは、次のような局面で効果を発揮します。
- 取得前:候補物件の耐震リスクを初期スクリーニング(比較の土台づくり)
- 保有中:保有物件のポートフォリオ耐震リスクを俯瞰し、優先順位を整理
- 入替:売却候補の選定(リスクと収益のバランス設計)
- IR・開示:投資家向け説明の材料(過度な恐怖ではなく、合理的な根拠)
- BCP:災害時の想定影響と、運用対応(復旧・保全方針の下書き)
ポイントは「精密診断の代替」ではなく、意思決定を前に進めるための“定量の入口”として使えることです。
NAMAZUは耐震診断を置き換えるのか
置き換えません。
NAMAZUは、専門家による詳細な耐震診断・補強設計の前工程を高速化します。
- AI:初期評価、比較、優先順位づけ、説明材料の整理
- 専門家:現地調査、詳細診断、補強設計、責任ある判断
この分業により、検討スピードと説明可能性が上がり、運用の質が上がります。
NAMAZUを実際に使う
耐震は「気合」ではなく「比較可能な定量」で進みます。
最新版は、「 Namazu Ver.3 TGL – Tensor Generating Logic - 」 をリリース予定ですが、
2次元版の Namazu Ver1 は、こちらから利用可能です。
まずは、候補物件や保有物件を1件だけでも入力して、感触を確認してください。
使い方の説明



