シリコンバレーの銀行の破綻からみる、レガシー銀行経営の厳しさ
シリコンバレーの銀行の破綻からみる、レガシー銀行経営の厳しさ
今回、米国で行われた国債などの適格資産を担保とするFRBの融資は、別に新しい手法ではない。日本では、かつての金融危機で、事実上無担保かつ無条件の日銀特融を行なったこともある(法政大学、小黒一正教授)。国債は本来将来満期まで持っていれば通貨建てでのリスクはない。預金の著しい引き出しなどによって、現金化が必要で、資産側とのバランスをとるために期日の先の資産を満期まで持てないてない場合に、現金化しようとしてもできない、あるいは非常に安値で簿価割れで損失を確定して手放さなければいけないリスクがある。それはどの債 ...